そろそろ店じまい?

40代のくたびれたおっさんゲイのよしなしごと

バタバタしてすみません(このブログを訪れて下さったストレートの方へ)

 なんか、閉めたり開けたり、バタバタしてしまって、せっかくわざわざこんな場末のブログに足を運んでくださった方々には本当に申し訳ないです(「は? なんのこと?」と思われた方はこの記事は無視してください)。昔よくあった「ホームページ閉める閉めるサギ」(知ってる人いるかなぁ。これもひょっとしたらおっさんゲイあるあるかもしれんねw)みたいでとても嫌だったのだけど、おじさんテンパってしまいました。いや、最初はてっきり、2ちゃんにでも晒されたのかと…汗

 

 ちなみに、「ホームページ閉める閉めるサギ」というのは、その昔、ブログやSNSが登場する前にたくさん存在していた「ゲイの個人ホームページ」(基本的には管理者の主に裸の写真と日記で構成されている壮大な自己紹介みたいなもの)を運営していたイケメンたちが、アクセス数の慢性的な減少に悩んだ結果、「自分探しの旅に出るのでそろそろホームページを閉めます」的な爆弾発言を日記に書くと、彼の裸を愛する読者たちがこぞって「えー、やめないで」と懇願のコメントを寄せるので、イケメン君の承認欲求も無事満たされて、次のエントリーで「みんなの期待に応えてこれからもホームページ頑張ります」という発表がなされ、みんなが幸せになるという、トルクメニスタンの選挙も真っ青な茶番うるわしいコミュニケーションのことです。ええ、この説明にはイケメン君に対するブサイクゲイ(俺)のものすごい怨念偏見が含まれていますとも。で、自分探しの旅はどうなったw

 

 …すみません、そんなことはどうでもよくて、実はどうも、はてなブログのサービスの一環である、「こんなブログもあります」という紹介の欄に、このブログが突然載せていただいていたようなのです。それで、急にゲイ以外の方のアクセスを多く頂いてびっくりしたのでした。実際、そちらを見て来ていただいた方も多いかと思います。普通ですと、こうして自分のブログを紹介してもらって、たくさんの方に見ていただけることは嬉しいことなのだと思いますが、私としてはやや複雑な思いでした。というのも、おじさんはゲイなのでして、しかもオープンにしているわけではなく、基本的には、クローゼットと呼ばれる、普段はふつうに女好きですよみたいな顔をして(ある程度はバレてるかもしれんけどw)ひっそりと生きているタイプなのですね(カミングアウトをした相手は今までに一人だけで、その人には、「結婚を前提にお付き合いを」というようなことを言われましたので、ああこれはいかん、とお話ししました。後にも先にもそれ一度だけで、家族にも言ってはいません)。このはてなブログでも、「ゲイブログ」のグループに登録させていただいて、その中でほそぼそと、自分の備忘録も兼ねて好き勝手なことを書き残したり、他のゲイの皆さんの文章を読ませてもらって楽しめればよいなと考えておりました。

 

 もちろん、ここに載せているものは公開している文章ですから、ストレート(異性愛者)の方々に読んでいただくこと自体は全く問題ありません。いつかそういう折もあるかもしれないとは思っていました。あるいは、知人に見つかることもあるかもしれない。ただ、それはあくまで、(理由はどうあれ、)本人がそういう情報を自分で探して自力でたどり着いた結果として生じる事態だろうと考えていました。今回の「こんなブログもあります」への紹介はちょっとそれとは違って、もちろん実際に興味をもって見に来ていただいた方もいらっしゃるでしょうが、何となくクリックしたらゲイのおっさんのページに来ちゃったという方もいらっしゃるのではないかと思います。中には不快感をおぼえた方もいらっしゃるでしょう(同性愛について気持ち悪いという感覚を抱く人が一定数いることは理解できます。その感覚をそのあと頭でどう処理するかに、その人の人間としての器の大きさや優しさが現れるのだと個人的には思いますが、「気色わりぃ」ととりあえず感じてしまうのはいかんともしがたいのでしょう)。もちろん、気持ち悪いと思われることは、思われる方にとっても決して気持ちのよいものではありません。そうした不要な軋轢は、避けられるものなら避けた方がよいと私は考えます。

 

 そうしたわけで、はてなブログの運営さんに、「こんなブログもあります」コーナーへの掲載をやめていただくようにお願いをしまして、それが落ち着くまで一時ブログを非公開にさせていただいていたのでした。自分で勝手に公表しているものを、こんなことで出したり引っ込めたりするのはけしからんと言われれば、それはその通りです。批判は甘んじて受けます。でもさぁ、よりによってちょっと下ネタ系の記事の時に出さなくてもいいのになぁ、はてなブログさん(笑)。特にノンケ(ストレートの人をさすゲイ業界の呼称)の人たち相手には、おっさんちょっとカッコつけてみたいお年頃なのですよw
(ほんと、もっとえげつないアホみたいな下ネタでなくてよかったw)

 

 そんなわけで、もしまだ読んでくださっているストレートの方がいらっしゃいましたら、今後もゆるゆるとお付き合いいただければ幸いです。よそでの紹介や拡散などはしないで、ひっそりとさせていただければ幸いです。あと、「ゲイブログ」のグループに参加している他のゲイの皆さんのブログも読まれることをお勧めします。年代も立場も性格も人生観も異なるいろんな人が、いろんなことを考え、悩み、喜び、素晴らしい文章をつづっています。悔しいけれど、皆さん私より中身もそしてたぶん外見もだいぶイケメンな人たちばかりです(みんな自分探しの旅にでも行っちまえ、けっw)。ゲイにもいろんな人がいる、その辺のふつうの人と大して変わらん、ということがわかると思います。実際、皆さんのまわりにも、見えていないだけでゲイって何人かは必ずいると思いますよ。