そろそろ店じまい?

40代のくたびれたおっさんゲイのよしなしごと

いて座の散光星雲いろいろ

梅雨が近づいて天気の悪い日が増え、さらに、たまに週末晴れてもちょうど満月と重なったりして、天体観測ができない時期が続いた。で、いったんしばらくやらなくなると、途端に準備その他が面倒になり、また、寝不足でない週末が快適に感じられたりして(笑…

カニには見えないが…

惑星状星雲の話が出たところで、ついでにカニ星雲である。 おうし座の「カニ星雲」M1 こちらは惑星状星雲よりさらに不定形で、なんかモヤモヤした煙みたいな見た目である。それもそのはず、惑星状星雲は、寿命の尽きかけた星が白色矮星になる過程で放出した…

だってただのガスでしょ?

「星雲」の話である。 天体観測・天体写真と言うと、「星雲」が花形だったりするわけである。きれいな色の散光星雲だったり、不思議な形の暗黒星雲だったり。 が、どうも自分はあまり「星雲」に興味がなかったんである。丸い形で実体として浮いてる惑星とか…

冥王星を見た話

星図をたよりに天王星と海王星まで見て、太陽系の惑星は全てこの目で観察することに成功したおじさんである。 そう、冥王星は惑星じゃなくなったのだ(なんか「準惑星」とかいうくくりになったらしい)。実は冥王星の明るさは14等星くらい。うちの望遠鏡の限…

119億。

というわけで、B1422+231、である。 もうほぼ意味不明の呪文だがw、これがおじさんが次に目標にした天体の名前なんである。前回(3C273)に引き続き、クエーサーである。そして、今回のやつは、前回(24億光年)よりもさらに遠い(じゅる…) 前回、13等星の3…

クエーサーを見た話

さて、1億光年超えの遠い銀河の撮影にも成功して、すっかりご満悦の初心者星見おじさんである。しばらくはこれで「遠くが見たい欲」もおさまっていたのだが、人間の欲というのは果てしないもので、しばらく(数日w)すると、もっと遠くが見えたりしないもの…

より遠く、より遠く、より遠くw

近代オリンピックのモットーは、citius, altius, fortius「より速く、より高く、より強く」なのだそうだが、それにならえば、おっさんの最近のモットーは、 longius, longius, longius「より遠く、より遠く、より遠く」である。そう、もちろんまたもや、星を…

終わりよければ全てよしw

さて、アクリル箱を使ったお手製のテキトー台座で、軸の偏芯にもめげず、モーター追尾による天体写真を撮ることに成功してしまったおじさんである。もちろん、よく見ると、というか、よく見るまでもなく汗、星は微妙に流れていて、全然きっちり止まってはい…

苦節40年(違う)、ついにモーター追尾撮影に成功!

さて、勢いで買ってしまったEQ5赤道儀用の赤経モーターを、うちの40年選手の初代ポラリス赤道儀にくっつけようという試みである。あきらめて大人しくドリルを買って、金属加工の練習から始めようかとも思ったのだが、はて、もうちょっと簡単な方法はないもん…

失われたモーターを求めて(注:最初から付いてない)

さて、やっぱりモータードライブが欲しい、となったわけなのだが、何しろ40年以上前のオンボロ望遠鏡、前にも書いたが、これ用のモーターなどもう売ってないのである。専用品はビクセンのMD5というタイプなのだが、オークションなどにも今ちょうど出ているも…

やっぱ時代は電動w

結論から言うと、追尾なし、あるいは手動でのテキトー追尾でも、銀河を写すことは可能である。 …「写すだけ」ならね。(^_^; 目標に定めたのは、以前(と言ってもほんの10日ほど前だけどw)眼視では全く見ることができず、涙を飲んだ、しし座のM65、M66銀河で…

カメラを買ってはみたものの…汗

さて、ほぼ勢いで、天体用CMOSカメラをふらふらと買ってしまった初心者星見おじさんである。望遠鏡とコンピューターに繋いで、撮影できるようになったところまではよかったのだが、実はうちの機材には、このカメラを繋いで天体の写真を撮るには、根本的にと…

天体用カメラ?

懸案の球状星団や銀河も、40年前の望遠鏡で曲がりなりにも見ることができてご満悦のおっさんなのだったが、しばらくすると、それでもやはり全く見えないものも結構あることが気になってきたのである。てかよく考えてみたらこれって、一番明るくて見やすいい…

接眼レンズを買ってみる

望遠鏡で星を見るには(少なくとも、眼視での観測には)、鏡筒本体の他に接眼レンズ(アイピース)が必要なわけである。で、うちにある接眼レンズは、はじめからセットで付いていた、20mm、12.5mm、5mmの3本である。うちの鏡筒は焦点距離1000mmなので、これ…

メキシコの帽子?

夜更かしをして球状星団M3を見た時のことである。うしかい座のアルクトゥールスからたどってM3を探したわけだが、うしかい座が天頂付近に見えているということは、同じく春の星座の代表のおとめ座も真南の方に見えているということだ。おとめ座という星座は…

球状星団も見えた!

さて、ついに望遠鏡で銀河を見ることに成功してすっかりイケイケな初心者星見おじさん、次はいよいよ、これまた前に失敗した球状星団の観測に挑戦である。が、おそらく一番見やすいらしいヘラクレス座のM13は、この時期(3月初め)のうちの南向きベランダで…

ついに銀河を見た!

さて、どうにも銀河や球状星団が見えない(泣)、ということで、一番見やすいと思われるものを調査して、これが見えなければ今の環境・機材ではいよいよ無理、という背水の陣で臨むことにしたオッサンである。狙うはおおぐま座のM81, 82銀河とヘラクレス座の…

系外銀河も見えない話(泣)

さて、楽しみにしていた球状星団が全く見えずにガッカリ、の初心者星見おじさんだったのだが、並行して「アンドロメダ以外の系外銀河を見る」プロジェクトwも進行中なわけである。なんか、銀河の方がさらに見づらいようなイメージあるんだけど、大丈夫だろう…

球状星団が見えない話

さて、念願の天王星もけっこうあっさり見ることができてますますいい気になっている星見おじさん、次はいよいよ満を持してこれまた念願の球状星団に挑戦である。が、ここで一つ問題が。 球状星団ちゅうのは銀河系(天の川)の中心方向にたくさん分布している…

天王星を見た話

さて、いろいろな散開星団を覗いて、肉眼で見えない天体を望遠鏡で見る楽しみにすっかり味をしめた星見おじさん、ここで今度は、もっと小さかったり暗かったりで難易度の高い、球状星団や系外銀河なんかも見てやろうと思ったわけである。特に、系外銀河はア…

散開星団を見た話

さて、実際に設置して覗いてみたら、40年以上放置してあったのに意外と普通に見えるということが判明した望遠鏡で、その後も、オリオン座の大星雲だのおうし座のプレヤデス星団だの、あるいは金星だの火星だのといった、肉眼でも位置が確認できる天体をちょ…

40年ぶりに木星を見る

さて、中華製部品の助けを借りて復活した40年以上前のオンボロ望遠鏡、いよいよ実際に空を覗いてみることとなったわけである。2022年2月のある暮れ方のこと、日没を待ちかねるようにして、狭い2階のベランダにガタガタと機材を一式持ち出して、設置した。さ…

ファインダーが真っ二つ(物理的に)

さて、出してみたら主鏡がカビカビだったけど、分解して拭き拭きしてみたら意外ときれいになってイケるかな、な40年もののオンボロ望遠鏡だったのだが、いよいよ覗いてみようとすると、さらに問題が発生。 …ファインダーがぶっ壊れてた。しかも、比喩的な意…

カビてましたが…

と、いうわけで、突如40年以上前の天体望遠鏡を押し入れの奥から引っ張り出すことになったわけである。さんざん苦労してボロボロの段ボール箱を引きずり出し、中身を取り出して組み立ててみる。意外と覚えているもので、ちゃっちゃと組み上げることができた…

突然の星見おじさん

(ごく個人的な備忘録です。) ここに来て突然、天体観測にはまっている。それも、だいぶ深々とはまっているw 50のおっさんが一体なにやってるんだ、と自分でも思うのだけれど、夕方になるとそわそわし出して、夜晴れていれば、毎晩のように望遠鏡を引っ張…

【監視員が】トッカグンの超自衛隊式防災サバイバルBOOK【買ってみた】

正式名称書こうとしたら、すんごい長かった。上のタイトル部分のもまだ完全ではなくて、本当は、 『自衛隊芸人トッカグンの日用品で簡単にできる!!(超)自衛隊式防災サバイバルBOOK』(双葉社、二〇一九年)でした汗。 まあ、監視員(トッカグンYoutubeチャ…

謎の銀の塔の話

森の中でなかまになった、マッチョなゆうしゃといっしょに歩いてゆくと、まおうの住んでいるなぞの塔があって… というような心おどる話ではなく(ハッテン公園で知り合って一緒にサウナに行ったら、一番奥の部屋にぬしみたいな全裸のすげーおじさんがいてび…

(エセ)みなかみ紀行

まず、「長い文はイヤ。時間のムダ。」と思う人のための概要です。 旅行行こう。わーい楽しみ。 え? ダメじゃん。 わーい楽しみ。 え? ダメじゃん。 わーい楽しみ。 花きれい! いいお湯! メシウマ―! おしまい。 ということしか書いていませんw ........…

野分雑感

むかしの日本語では、台風のことを野分(のわき)と呼んだらしい。野を分ける風、というわけで、風流な言葉だと思うが、やわらかなやまと言葉の響きは、今回のえらい暴風雨を表すにはちょっとそぐわないような気もする。 九月に来た台風が、東京湾のまん中を…

遠方=未来

またもや、ソ連時代の子供の歌のお話(←ネタ切れ)。今度は「美しい未来」という歌。 前に書いた「若鷲」と同様、こちらもピオニール(共産主義少年団)の定番の歌だったようで、やはりソ連人なら誰でも知ってる系の歌なのだそうな。「若鷲」はどちらかと言…